Long Distance Call

2003年11月22日
久しぶり
長い事連絡できなくて本当にゴメン

「ううん」

元気にしている?

「そうね 元気元気」

強がる必要はないさ
そんな間柄じゃないだろ?

「そうだね
じゃあ ちょっと寂しい」

そっか、本当にゴメンな
色々あってね
あんまり言い訳は好きじゃないんだけどさ

「そうかあ」

色々すまない...

「もう、そんなこといわないで」

それぐらいしか言えなくてさ...

「あなたが元気ならよいの」

ありがとう

彼氏は出来た?

「んー いやー なかなかうまくいかないね」

見合いでもしたの?

「そういうのはしたくないな」

フラれたりしたの?

「ううん そういうより
私のほうがそういう気持になれない」

俺のせいか...

「あ!それは違う」

じゃあ、何故?

「ちょい長くなるけどそれでもよい?」

かまわないよ

「誕生日に届け物があって
差出人はかつて好きだった人で
でも その人はもう亡くなってて
とりあえず 中を開けてみると
指輪が入ってて

どうやらそれはその人が亡くなる少し前に買った物らしく
もう4年前の日付のカードが入っていて

カードには海外赴任から帰って来たら結婚しよう
というようなことが書いてあって
それはお店の人に4年後に送ってくれと頼んであったみたいで
本人不在のまま こうして届いたりして

正直 そんな風に思われていたのかと思うと
また、とても悲しい思いしたなってね」

僕はしばらく言葉をつなげないまま
君の泣いているような吐息を聞き続けていた


Lopsided

2003年11月20日
君とようやく2人で会うことが出来た
バレエとシャガールの好きな君は細く白くて

遅めの昼食をMIKUNIで取った後 青山のIDEEへ
17時にもなるともう夕方の橙色は消えていて
静かな通りの店の明かりとテールランプだけになった

僕は上野の美術館に飾られた骨董品に興味はないし
「夜警」の作者すら知らない
でも君は僕の好きなコルビジェのソファを
本当に素敵だねと言ってくれた
理由なんて本当にそれだけだった

「こういう事するの好きなの?」

いつも...って訳ではないけどね

ラブホテルはあんまり好きじゃない
安っぽい内装と目的を達成する為だけの設備
でも君は僕の胸元に頭をおきながら指を遊ばせる

「良かった?」

君はあれだけイッてたじゃん

「私の事はどうでもいいの
あなたの事聞いてるんじゃない」

僕にとっては 人が違うだけで何も変わらない
でも「良かった」とだけ言えば君は満足なのだろう
君が感じる程 僕は感じてはイナイ
心が十分不感症 起ちやしない

本当に欲しいものの答えを見つけられずに
こんな事が半永久的に続いていくなら
無い物強請りの日々にサヨナラは出来ないね

「また遊ぼうね」

別れ際渋谷駅で君は遠くから手を振った

君の笑顔で少し心が暖かくなった
こうして僕自身はまた心に穴を開けていく



Smoking the cigarette

2003年11月19日
Oppotunityの棚卸と引継ぎ
討議資料の説明とポイントの整理
本体のSS(営業)への引継ぎが終わった頃
22時を回っていた

これで現部署での仕事は全て片付いた

6Fの喫煙スペースは冬の風が冷たかった
煙草を取り出し、火を付ける

右側の東京駅とその向こうに見える八重洲口
目の前のビル群と皇居を挟んで見える六本木
恵比寿から丸の内に移転して以来
結構この景色が好きだった

僕はこの1年でようやく自分のキャリアを
朧気ながら見定める事が出来た
ここからまた少しづつ歩いていこうと思う

ここに居ると昔の上司の声が聞こえてくるようだ

「やっぱりここに居たのか?」

すいません、今日は...

「しょげてるかと思ってたが、まだマシな顔してるな」

そう毎回しょげても居られないですよ
第2四半期の今、これ取らないと僕も仕事できませんから

「世話かけるな...色々と...」

僕はこの景色も好きだったが
この景色の中で自分が好きな仕事をしている事
そして自分が成長していく事
そしてその時間をここで過ごしている事が好きだった

僕はまた違う景色を生きていくけど
この景色だけは辛い事がある度に思い出すだろう

フィルター間際まで迫った火に気付き
少し煙を吸い込んで吸殻入れに投げ捨てた


CORVO Novello 2003

2003年11月17日
Tokyo City Air Terminal近くの事業所に
転属前研修の資料を取りに行った後
イタリアワインの試飲会に田町へ向かった

フランスの新酒、ボジョレー・ヌーヴォーは有名だが
イタリアの新酒も味わいがある
年代物の深みはないものの、タンニンの重みと
口当たりの良さはフランスワインに無い良さだ

その場で同期の彼女が別れを告げられた事を知る
同期の彼女はすごく優しくていい人だ
僕の同期に新しい彼女が出来た事が原因らしい
結婚するような素振りをお互い見せていただけに
僕もショックだった

君との帰り道はもっぱらその話になった

「なんか可哀想だよね
気丈に振舞ってはいたけど」

普通はショックで話せなくなるけどね
すごく仲良かったし

「今日は気晴らしになったかな?」

なったんじゃない?
辛い時は誰かと話せば楽になるでしょ?

「そうね。辛い?」

俺が?

「そういう顔してる」

そりゃね、お互い知り合いだし
(知り合いになってしまったんだし)

「感受性豊かなのね
でも、他人の痛みまで自分の痛みにしていたら
自分が壊れちゃうよ」

電車が東京駅に滑り込んだ時
君の手にそっと触れた
少し荒れた細い指の暖かさは
電車のドアから入り込む痛い位の寒気を和らげる

君と一緒の今の時間が何処までも続けばいいのに
こんな事を思う僕は何時かミエナイチカラに
罰を与えられるのだろう

四谷の改札で君が見えなくなるまで見送った
夜の寒さは田町を出た時以上に厳しくなっていたが
君の手の暖かさがそれを和らげた

厳しくなる冬の風
終わってしまった恋の行方

今は君に会いたい
そればかりを電車から見える赤坂の景色を眺め
ボーッと考えている

BGM:"Hailie’s Song",EMINEM,"EMINEM SHOW"#14
教習所から帰ってきた昼下がり
携帯にメールが入っていた

「この間の合コンの子と...」

どうやら、友人が合コンで気に入った女の子が居て
その子の誕生日を祝ってあげたいのだが
どうしたらよいのだろう?というメールだった

ウチの会社は意外に恋愛下手が多い
上手である事がいいとは必ずしも限らないが
僕より誠実で純粋な人が多いのだと
勝手に解釈してはいる

友人が気に入った女の子は
父親が六本木の土地持ちのセレブだ
でも、僕の友人はこう強調する

「彼女の色々な社会的属性ではなくて
彼女のPersonalityを好きな事と伝えたい」

それだけ解ってれば合格じゃない?

自分の紹介をしてくださいと言われた時
社会的属性、特に出身学校や会社名を
まず先に言う人が多いと思う

でも、愛するとはまではいかなくても
自分を知りたい人にとって重要なのは
Personalityを理解する事

どんな男がタイプなのか?
どんな事が趣味なのか?
どんな人を愛してきたのか?

ましてその人を本気で好きなら
社会的属性で判断する事は無いだろう
逆にそういうものでしか判断できない人は
心がさもしく、僕より遥かに不幸な人だ

友人が上手くいく事を祈ろう


Last Resort

2003年11月15日
かの大作家ゲーテ曰く
「自分自身の内心を支配することのできぬものに限って
とにかく隣人の意志を支配したがるものだ」

教習所に行った帰途
分厚い雨雲から漏れる微かな夕暮れを追って
いつもの場所にSteedを走らせた

自宅から10分程も無い東京湾に面した海岸
対岸には東京の湾岸地区が見える
日常を俯瞰するその眺めは
自分が何か特別な物を手にしたような錯覚を感じさせる

高校時代から何か暇を見つけては
この眺めをボーッと見ていた

あの時から僕は大人になったのだろうか?

自分が好きで好きで抑えられない気持ちを
君が共有してくれているのかを僕は確認してしまう
自分の感情が制御できない今
君の意志を僕の手中で制御したい衝動に駆られる

夕暮れは瞬く間に去り
夜の帳にビル群の人工の光が眩しく映える

君がこの場所を見たらなんて言うかな?

Chateau Fort De Vauban 1985

2003年11月14日
今日はChateau Fort De Vauban 1985が届いた
Wineは、付き合いの時以外、ボルドーの赤を選ぶ

「これ何時開けるの?」

友人の家に行く途中に寄った彼女が尋ねる

Hiltonで式を本予約したら開けようか?

「今日買ったワインキャップ使えるね」

どうせ全部飲んじゃうだろ?

「違うの
折角ワインホルダー買ったんだから
空のボトルにキャップを付けてインテリアに」

意外に名案じゃない?冴えてるね

上機嫌で彼女は友達と遊びに行った

僕は一人の部屋を間接照明だけにして
薄暗さの中に少し指す暖かい光の中に居た
遠くで友人の声が聞こえる錯覚

「24歳で結婚じゃ早いよね」

出会うのが早すぎたのは認めるよ

「少しぐらいの遊びはいいんじゃない?」

遊びじゃないんだよ
その人が本当に好きだと思うんだ
一時でも心全てを奪われる様な感覚
...逆に自分の心全てを与えてしまう感覚

良く言えば真面目
悪く言えば確信犯

でも僕は沢山の君を愛し続ける
その意味は未だに僕も解らない

混沌を正当化して併せ呑めない僕には
ボルドーの赤はお似合いなのかもしれない


I wanna ....

2003年11月13日
昨日同期の話からボーナスが近い事に気付いた
うちの会社は年俸だから年俸の95%を16分割し
それを2倍すると自ずとボーナス額がわかる
残り5%は業績給として2月に貰えるが
貢献度評価が並なので臨時収入程度と考えている

特に使う宛ては無いのだけど
何を買おうか考えるのはストレス解消に最適だ

Burberry Black Labelのスーツ
Burberry Black Labelのカフスとタイピン
999.9のメガネ
エルメスのホワイトのコットンチーフ

(この辺から段々身の程知らずな思考を展開)

CHANNELのJ12 CHORONOGRAPH
FordのMUSTANG GT (頭金)
スクデット獲得チーム決定直前のセリエA観戦

(この辺で現実に引き戻され我に返る)

......思考する事2時間

今年のボーナスの使い道決定

彼女に貰ったOMEGA Speedmasterに彼女のネームを入れる
Burberry Black Labelのスーツ

後は貯金と色々な諸費用
(君がDisney Landに行きたいと言っていた分)

だいぶ質素な結論に落ち着いた


Desire of "Amor"

2003年11月12日
君とSEXするのは嫌いじゃない
だから現にこうしてここに居るんだよ
むしろ嬉しいぐらいなんだよ

「こんな事何時もしてるの?」

フロントに強請ったブランケットで胸を隠しながら
君は窓際の景色を見ている
汐留の景色は会社からの景色とはまた違う
見えるのは同じ夜景なのに、少し角度が違うだけで
まるで東京を裏側から見ているような錯覚を覚える

君の肌は綺麗で好きだ
うちの会社の30代の人は、肌に息もつかせぬほど
化粧をするせいで、石切り場みたいにみえるが
君の肌はとても30代の肌には見えない
お台場の夜景が肌に映りこみ少し赤みを帯びる

本当はもっと『こういう事』したいんだよ

「それは私にだけ?」

心の中で僕は思う
僕の左腕で両腕を頭の上で抑えられ
僕の右腕で左足を上げられたまま
挿入され続ける事でしか絶頂できないのは
少なくとも君だけだ

そう思う?

「そこまで呑気じゃないわ
結婚間近なのに、倫理的には問題児ね」

来年の話を近いとは感じていないよ

「...なんで、私と一緒に居るの?」

君が綺麗で、寂しい顔をして欲しくなかったから

「そういう本音を包み隠す言葉に弱いのよね
正直、SEXしたいだけなんじゃない?」

さっきの一言は僕の本音だ
もし、君の言う通りなら会う度にそうするだろう

「すごく嬉しいけどあなたはどうなの?
私と居る事で何か幸せを感じてくれてる?」

僕は君の唇を奪った
それ以上の言葉が僕の心に突き刺さるのを防ぐ為に
舌先の温かさが僕を興奮させる

夜は少しだけ憂鬱さを紛らわせてくれる
それが東京なら尚更だ
僕は此処にしか居られない


Lose my way to go...

2003年11月11日
本当は昨日書くべきなのかな
深夜に君から電話があった
初めて会った時からすごく綺麗だと思っていたから
まさか電話で話せるなんて思ってなかった

彼氏が居る事は驚かなかったよ
むしろ、当然ぐらいに思ってたからさ

「でも、1年に1回しか会ってないしね
ペンシルバニアじゃ、新幹線で行けないでしょ?」

確かにね。
でもさ、それって付き合っているっていうの?

「コンサルタントさんはやっぱり手厳しいのね」

そういう訳じゃないけどさ、純粋な疑問。

「お互い彼氏・彼女と思っているけどね
結局ハッキリせずにズルズルきちゃってるね」

君の居る四谷の迎賓館近くは
僕の前の彼女が好んで散歩をしていた場所
僕も四谷第二中学校近辺に住むのが夢だった
そういう点で君に親近感を抱いたのかもしれない

「なかなか、最近はカワイイだなんて
言われる機会ないから、嬉しいかも」

本音だよ。そんな事で嘘ついてもしょうがない

「ありがとう
ソムリエナイフくれるんでしょ?
私の持ってるの、すごく安っぽいからさ
すごく嬉しい」

Abu Garciaのやつ、あげるって言ったっけ?
いいよ、自分の分もあるし

「17日会えるの楽しみ
君の同期君は個性派ばっかりで楽しいしねって
私の友達はみんなお気に入りみたいよ
...でも、今度は二人で飲みに行こうね」

彼女作らないの?ってよく言われる
僕もこれでいいなんて思っていないのにズルズルきてる
自分のこれからの幸せより
今の君の寂しい顔を笑顔にしてあげたい

その代わり、僕はずっと寂しい顔のままなのかな?
僕はずっと迷っている



Work in a house

2003年11月10日
9:00am
昨日の選挙戦のテレビで目を覚ます
パンをトースターに投げ入れる
コーヒーメーカーのスイッチを入れる

9:30am
コーヒー片手に仕事開始
傍らには相棒のホワイトタイガーのぬいぐるみ
前の彼女が連れて来たのだけど、今や我が家の主

1:00pm
気付いたら昼過ぎで、食事をしようと思ったがやめる
メールには気付いて返す
どうも俺は愛想はいいらしい
テレビが着きっ放しだったのでCDに切り替え
BOYZ ? MENをチョイス

4:00pm
同僚から電話
同僚に指示されて悔しくないのか?と思いつつ
いい人なので優しく後続作業を指示
BOYZ ? MENは3時間回りっぱなし

6:00pm
元資料を作ったまだ見ぬ作成者にキレつつ
Yahoo!オークションの振込み遅れお詫びメールを書く

8:00pm
今日の資料作成は終了
冷蔵庫に残っていたカルビともやしでやっつけ夕飯

9:00pm
部屋の観葉植物の竹の水を替え忘れ
慌てて替える
買ってきて今まで読まなかった
吉田修一の「東京湾景」を読み始める

自宅作業は自分のペースで仕事出来ていい
でも世の中の目はかなり疑いの目を向ける

君からの電話
「あれ?今日休みだったの?だったら...」

仕事してたんだよ、これでも
「従来の一般的な営業活動は部分最適に...」

今日は学生の勉強会に呼ばれて渋谷に居た
3年前は僕も彼らと同じ立場だった
精神的には成長していないのに
知識と経験は否応無しに積み重なっていく
この台の上で話す資格が、僕には本当にあるのか?

「将来はどんな事をしたいですか?」

即答は出来なかった
残されたわずかな時間の中
自分の進む方向を決めてはいるものの
その先はぼやけて自分では見えていない

21時を過ぎて表参道
君に電話をかける

今何処にいる?

「仕事終わって、渋谷に居るよ」

今、表参道のhhstyleの有る通りの前にいるんだ
迎えに来てくれない?

「高いわよ
車取って15分ぐらいで着くから待ってて」

道行く人たちは自分の進む先を知っているのだろうか?
一人一人尋ねて歩きたい衝動に駆られた
自分が本当に何処に行くのか
それを知らないのはこの世に僕だけなのだろうか

代々木を抜け千駄ヶ谷へ

「何か思いつめてるね」

そう見える?気のせいだよ
何処に行こうか?

「さあね、行き先の無いドライブは嫌い?
行き先が決まってると寄り道したくならない?」

もう少し行き先が無いままで...
自分の行く先をもっとはっきり見据えるまで...


From Distance...

2003年11月7日
今日は本社に前の上司に久々に呼び出された
(本社あんまり好きじゃないんだよな)
その上司は本体に出向して以来、話していない

「元気にやっているか?」

らしくもない
いつもの憎まれ口はどうしたんだよ

「お前は真面目にやってきた
そこは認めているよ
そしてツライ思いもさせてきた
新しい部署に行っても…辞めるなよ」

俺の転属の事聞いたんだ
常々自分のキャリアの事を気遣ってくれた
でもさ、一つだけ誤解があるよ
もうあの時ほど迷う事は無い

後戻りはしない
自分のために

今度はその言葉にきちんと報いるよ

「落ち込むなら仕事で返してくれや」



If You were...

2003年11月6日
君の「もしも」シリーズは不眠症の元だ
今日の「もしも」は汐留のオープンカフェが舞台

「ねえ、もしもだけど
この世があと1日で終わるとしたら
どんな風にして過ごす?」

「まだ見たいんだけど見てない
EamesのCase Study Houseを見に行くかな?」

「1日でアメリカまでは行けないでしょ?
ろくに足も伸ばせないエコノミーの座席で
この世の終わりを過ごすの?」

「それも悪くないかもね」

「そういうとこだけ非現実的よね」

君の「もしも」シリーズの方が非現実的だ
明日も僕は報告書を作る為にPCとにらめっこ
君は株価チャートを読みながら客先を回る
世界が終わる確証は何処にも無い
ただ、いつもの朝が来て夜が来る

「じゃあ、もしも...」

「また、その話か。そろそろ...」

「私が仕事を辞めて結婚したいって言ったら?」

やはり非現実的なのは僕の方だ
君の見ている現実は
僕にとってまだ「もしも」の話でしかない
汐留の夜景を見上げながら
何が現実なのかを少し考えてみた

「ねえ、もしも...」

Laughing Place

2003年11月5日
東京ディズニーランドの「スプラッシュマウンテン」
個人的にすごく好き
いや、そうじゃなくて、別にね
落下する時にカメラ目線で面白い事
とかやるのが好きなわけじゃなくて
スプラッシュマウンテンのストーリーが好き

ウサギどんが最後にたどり着いたのは

「Laughing Place」

自分が心の底から笑える、そんな場所は
結局仲間と我が家のあるイバラの森だった
なんて簡単な話
だけど、妙に心に響く

結局沢山の何かを求めても
最終的に帰る先は気心知れた仲間だったり
恋人だったりするんだね、って言う事

満たされないと思うことは
結局自分が満たされているから感じる事

これ、最近すごく大事だなあと思う
ヘンかな?

You say Good-bye...

2003年11月3日
「彼氏と別れた」

携帯のメールにはそれだけ入っていた
前日までの連夜の提案書レビューでフラフラ
でも、一瞬で頭の中はクリアになった

オフィスを出て、会社のビルの35Fに登った
景色を見に来た観光客やカップル達
彼らに混じって、電話をかけた

「どうした?」

自分でも間抜けだと思える質問だった
電話の向こうでは泣きじゃくる君が居た
何も言葉にならない君が居た

「私の事好き?」

やっと言葉になった一言だった
でも、何も言えなかった
澄み切った秋の空、六本木の景色が目に痛い
少しでも言葉を繋ごうと必死だった

僕は君が大好きだった
でもあなたには他に好きな人が居た
僕は自分の気持ちを押し殺した
それが君の為だと思っていたから...

それ以来、あなたからの連絡は無い

So far as you feel...

2003年11月2日
仕事が終わって急いで飯田橋に向かう
タクシーの運転手は相変わらず不機嫌そうだ
提案書のレビューでイライラして
眉毛の吊り上った僕に負けていない

「遅いよ」

マンションの前で待っていた君は怒っていた
無理はない、と僕は思いつつ頭を下げた
東京の丸の内口からタクシーに乗った時に
もうとっくに約束の時間は過ぎていた

部屋に入ってからも君は怒っていた

「プロジェクト離れてもう結構経つよね」

そうだったかな?
まだ1ヶ月ぐらいしか経っていない気で居たけど

「『これが終わったら...』は聞き飽きたの」

そんな事俺に言うなよ

「思ったより遠いのね、東京って」

中央線に乗り継いだらすぐじゃないか

「そういう問題じゃないの、感性無さ過ぎ」

そういう感性の無い男が選んだ
Miles Davisを毎日聴く様になったのは誰だっけ?

「まぁ、あんまり言ってもしょうがないわね
冷めちゃうから早く食べて」

この生活が何時まで続くの?
きっとその一言を君はずっと飲み込み続ける

辛かったら何時でも君から去る、なんて
酷い事を何度も言ってしまった

一緒に居ようか?
あなたの指輪がその言葉を飲み込ませ続ける

やっぱり君が思うように
ここはすごく遠い場所なんだ
幸せに見える食卓の前に居る君も
すごく遠くに見えた

もう2時、おやすみなさい...

某外資系生保勤務の大学の後輩とその友達
そして、ウチの会社の同期で飲み会
行ったお店は銀座でも個人的によく行く
お気に入りのカリフォルニア料理のお店
なかなか雰囲気が良くていい感じでオススメ

後輩の会社は、社内恋愛が多くて
しかも社内の男がダサらしい
でも、生保と言えば金融だし
自分の会社より給料良いじゃないかな?
世の中カネだけじゃないか...

他の会社の子と会う時は「非日常性」が重要
妙な実感を湧かせながら
歌舞伎座の前で一服
夜風が少し秋の匂いを運ぶ今日


今日は同期の彼女の知り合いとの飲み会。
敢えて「合コン」とは言わないでおく
いや、合コンって聞くさ
彼氏彼女の居ない人がガツガツしてるイメージ
そういうのって楽しい?
実際、他の会社の女の子と飲みに行く時
おいしいお酒と料理があって
色々話したりするのが楽しいわけで

ウチの会社の同期の彼女は某国内製薬企業勤め
知識レベルが高いし話も面白い
製薬業界の知識齧っておいて良かった
社内データベース万歳

参加者の歳は自分より7〜8歳上と同い年程度
常に年上の方と話が合う
何故だが本当に疑問
同い年の女性は向いてないって事?

そんなこんなで銀座の夜は更けていく
和光の時計台は午前様


< 2 3 4 5 6 7 8

 

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索