データベースと言えば?という質問をぶっきらぼうに投げると、大抵の人から「そんなもの、Oracleに決まってるじゃん」と言われます。でも、今やOracleは代名詞から選択肢の一つになったと言っても過言じゃありません。

OS自体の信頼性という観点でUNIXとWindowsを比較した場合、UNIXに優位性があると思われていた時代(って言ったら怒られるかな?)、Oracleはいち早くUNIXでの稼働実績を稼いでいたのです。
そして何より、Oracle Master制度や、評価版というオラクル社の巧みな戦略により技術者の裾野が異常なまでに拡大したわけです。

Intel系のCPUを搭載したPCサーバが多くなったことで、OSにWindowsが多く採用されるようになった現在は、何処もかしこもガンガン改良を続け、機能的には差は無くなってきたのです。

僕の本当に私的な考えでは、Oracleは微妙に「効率優先」、DB2は「質実剛健」という感じがします。例えば、ロックの設計1つとってもANSI/ISO標準のトランザクション分離レベルを全て用意しているDB2に対して、2つのOracle。更新中のレコードと検索対象レコードに排他ロックが掛かるDB2に対して、UNDO表によって検索をスムーズに行うOracle。

元々DB2は思想的に「ウチのSEがアプリケーションの設計やるんだから、そんなに余計なお世話はいらねーな」的な感じで、一方Oracleは「売った後、誰が触るかわからないからなー、評判落としたくないから色々付けておこう」って感じがするのです(極私的見解です)。

ただ、個人的には以前のプロジェクトでデータのぶつぎれが起きたOracleはキライです(最後まで極私的見解でした)。

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