皆様へ

2004年9月26日 Private
皆様へのメッセージ書きました。
とうとう来てしまいました。椎名林檎復活ですね。「無罪モラトリアム」以来活動を追いかけてきた身としては嬉しい限りです。

デビュー当初から思っていた事なのですが、彼女の書く詩はどこかサディスティックで破滅的で、身を切るような痛みがありました。「ダ〜リンダ〜リ〜ン〜」とか暢気に歌っている方と、同じ筈がないのです。確かに「ここでキスして」とかキャッチーな曲も多いのですが、真髄はそこにはないわけで。ラウド系ロックの似合う美人第1人者といっても過言じゃないですね。

しかも今回はバンド。キーボードにはPE’Zのヒイズミマサユ機、ベースはクラムボンの「サラウンド」等で有名な亀田誠治がいるじゃないですか。これはもう期待しなくちゃ損ですね。

でも今回は本人がインタビュー等でも再三言っているように、今までの凄まじいまでの拘りを無くし、よりリスナーの平均的な耳に届く楽曲を作りたいという事を、バンドで実現したいとのこと。しかし、やっぱりそこらのポップスとはまた一線を画す存在感はさすがです。

既にうちの車及び持ち歩きのMP3プレイヤーでは、洋楽が多い中で唯一邦楽のヘビーローテーションになってます。
最後に椎名林檎のメッセージを載せておきます。自分のメモみたいな感じで。
「メジャーの地にいながら、今回、バンドを組ませて頂いたことは、デビュー前からの目的だったんです。バンドはいつか自分が戻るべき場所だと思いつつ、ソロで作るべきものが何かっていうのを深刻に考えて来て、ファーストとセカンドではいいメンバーとのセッション、3枚目では自分のエゴを全開にさせて戴けました。今の段階では、ひとりきりで作る音楽はやり終えてると思って居ます。私にとってバンドというのは、“ここだけは汚されてはならない”みたいな部分がはっきりした、最良の形であります。だから、今こうしてバンドができるという状況になり、“やっと楽になれた”気分です。東京事変では、何か意図的にこだわる様なことが一切無い作品を作りたいし、自ずとそうなるだろうと思います。日本のポップスとしてなくてはならない、ただ演りっ放しの音楽、平均的な体温でできる音楽をお届けしたいと考えております。何卒DEATH。」

Virgin Music Co.から抜粋

「世界で最も有名な無名バンド」(このキャッチフレーズ、MTVで見たんですけど、訳が解らなくていまだに覚えています)Goo Goo Dollsのアルバムです。

えっとですね、キャッチフレーズ通り、売れる要素が全くありません(笑)というと聞こえが悪いですが、要は売れ線ではないのです。しかし、そこは実力派、ロック的な要素の強い、完成度の高い楽曲ばかりが並びます。

その中でも彼らを世界的にメジャーに押し上げたのは、このアルバムの収録曲"Iris"である事は万人納得するところでしょう。
"Iris"は映画"City of Angels"で使われた曲で、PVもかなり秀逸。僕の中で離島に持って行きたい曲の1つにあがっています。
ちなみにこのアルバムには、アコースティックバージョンが最後に収録されており、哀愁漂う感じはかなりイケてます。

そろそろ秋も深まる今日この頃。この曲で夕涼みなんて言うのも結構いいと思うのでした。

Nouvelle Caledonie Tour (6)

2004年9月10日
この日は滞在の実質最後の日。朝から早起きしてヌメア名物「朝市(Marche)」に向かいました。ホテルからバスで10分程度。ココティエ広場の近くに立つ青い屋根の建物。そこが地元の人の社交場でもある朝市です。

主には野菜や果物、そして海産物が並びます。見たことのないものばかりが並びます。この朝市、民芸品のお店も軒を連ねていて、個人的に欲しかった、丸石の斧(ニューカレドニアの原住民・メラネシア人の村で酋長の権威を示す)のチョーカーを購入。嫁は、高校時代の友達にとカグー(ニューカレドニアの国鳥。リビエルブルー州立公園で見られるらしいが、僕らは会えなかった)のパレオと、自分用の貝のブレスレットを購入。

一休みと思って朝市の中のカフェで一休み。嫁が買い物している間にカフェオレを注文。すると…デカイ!カップというよりは小さなボウルと言った方が正しいかも。しかもなみなみと…。買い物から帰ってきた嫁も思わず絶句。

この日は買い物日。結婚のお祝いをくれた人たちに、山ほどのお土産を買う事に。ココティエ広場を2周は回ったでしょうか。
沢山のお土産を抱えて帰る頃には、綺麗な夕焼けが…。

二人で海沿いをゆっくり歩いていきます。本当に綺麗な夕焼けの中、手を繋いで歩くだけ。結婚が決まってから本当にゆっくりできる二人の時間を楽しく過ごしました。

夜はショーを見ながらの夕食。ポリネシアの島々は優雅な一面を持ちながら、戦いの中生きてきた歴史を持っているわけで。
そんな音楽と踊りを間近で見ながら、ゆっくりとしたニューカレドニア最後の夜を過ごしたのでした。
この日はいよいよ離島へ飛びます。ラッキーな事に快晴になったのです。良かった良かった。
目的地はIle Des Pinsという島。本島から凡そ飛行機で2時間の小さな島。その美しさから、現地の人から「海の宝石箱」と呼ばれる程の島。小型機で到着した後すぐ海へ…

海が青い!砂浜が白い!空が高い!まさにリゾート。

二人で思わず海に飛び込んだのですが…2日前の日記でも書きましたけど、季節はまだ冬明け、海の水がムチャクチャ冷たい!本当に泣きそうでした。
でも外の気温は日本の夏より少し涼しいぐらい。腰から下を海につからせ、辺りを見回すと、ブルーの海と風に揺れる木々の葉のすれる音しか聞こえない。最高です…。

午後はモロ湾へ。ここは珊瑚礁(ラグーン)の限界点。湾のすぐ側は太平洋の荒波です。ただ、小高い木々と岩場に囲まれ、絶好のシュノーケリングポイント。丁度、日も高くなって暑くなってきたので早速ドボン。

岩礁のあたり一面に魚が沢山。クマノミの仲間にも会えました。魚を寄せる為の秘密兵器として、ガイドさんがくれたフランスパンもいらないぐらい。嫁はさすがの寒さにダウンしましたが、帰りの機内で嫁は「帰りたくない病」にかかっていました。
この日のメインはPARC PROVINCIAL DE LA RIVIERE BLEUE(リビエルブルー州立公園)。南国だけに海だけだと思いきや、ニューカレドニアは古代の生態系を今に残す珍しい島。
シダとか化石でしか見られないような植物が、そのまま見られるのです。理由は草食動物がほとんど居ない事。ニッケルを含む赤土は他の動物を寄せつけず、進化を忘れた草木が沢山あるのが、この州立公園なのです。

案内してくれたのはフランソワさん。ヴェトナムとフランスのハーフで、奥さんはメラネシアというニューカレドニア特有の人種背景を持つお兄さん。

で、このフランソワさん…よく喋るんですわ。ホテルを出発してからずーっと喋りっぱなし。ただ、全部英語だったのでそこは安心。

この州立公園、フランス本国でも有名なトレッキングの名所。「コザ・スクラブ」という、赤土の上でも自生できる様々な形態をとる植物を見ながら散策。
ここで圧巻なのはその風景です。小高い山に囲まれた美しい湖。残念ながら霞がかっていたものの、その雄大さは目を見張るばかりです。
しかも、様々な鳥の囀りが聞こえてくる。その雰囲気は本当に心癒されます。

昼はフランソワさんのお手製バーベキュー。鹿肉とハーブ入りソーセージ、そして小麦のサラダ。これがまたウマイ!
でも昼飯の最中もフランソワさん喋りっぱなし…。そしたら突然「野球ってスポーツが日本では有名らしいが、野球のルールを教えてくれ」とか言い出してもう大変。

南国は海というイメージがありますが、ここはお勧めです。

夜はツアーの食事で"1881"(98, AVENUE JAMES COOK)というシーフードレストランへ。水上コテージで食すフランス料理はまた格別です。
最近バタバタしていて、ゆっくり嫁と食事をするのは久しぶり。ワインを傾けながら、色々忙しかったねとか結婚式良かったねとか他愛無い話をしつつ2日目の夜は過ぎていったのでした。
8時間後、トントゥータ国際空港に到着。
記憶力の良い方はご存知だとは思いますが、この頃ちょうど九州南部に今年最大級の台風が接近していたせいで、乱気流バリバリでした。

で、着いたのですが、嫁の第一声。

「い、意外に涼しいね」

ニューカレドニアは南半球、この時期はちょうど日本で言う冬の終わりに当たる訳です。涼しくて当たり前。
取りあえず空港から1時間程度、ニューカレドニアの首都ヌメアに車で向かいます。滞在中のホテルは、Le Meridian Numea、かなりお勧めです。

ホテルについて昼食。ホテルに隣接しているプライベートビーチで初めて海を拝みました。

「すごい綺麗ー」

気づいたらもうすでに隣に居なく、走り始めた嫁。元気良すぎです。でもそれぐらいの綺麗さ。見渡す限り澄み切ったブルーの海。ラグーンの緑と相まって、沖には小さな小島(マリンスポーツのメッカ、メートル島)。すでにリゾート気分大爆発。

1日目は市内観光。MUSEE TERRITORIAL DE NOUVELLE CALEDONIE(博物館)や、ヌメア市内が一望できるF.O.Lの丘を回ります。ここでは日本人の同じホテル宿泊のカップルが一緒だったので、写真をとりつとられつ。

ヌメアは南国の雰囲気を残しながら、どことなくヨーロッパの街並みを思わせる静かな街。穏やかな風が吹き抜けていきます。
街の中心、ココティエ広場で解散。二人で街を散策します(10分ぐらいしかなかった)。気付いたのは現地の人の人懐っこさ、機内で覚えたフランス語の挨拶「ぼぅおんじゅ〜る」大活躍。時には子供から日本語で「コンニチワ」と話しかけられたり。

到着した当初から日本語ばかりでゲンナリしていたので、すごく心休まる初日を過ごしたのでした。

Le Meridian Numea
http://www.lemeridien.com/new_caledonia/noumea/hotel_nc1666.shtml
今日から新婚旅行ということでニューカレドニアに。

でも、これを友人に話す度に「ニューカレドニアってどこ?」って言われるんですね(笑)
日本からずっと南下してすこし東より、ちょうどニュージーランドの上あたり。フィジーからは1500km、タヒチからは5000kmの所にある四国ぐらいの大きさのグランドテール島と数十の小島で構成された、信託統治領です。

嫁の実家に車を置いて、お義母さんの車で成田空港へ。久々の海外旅行とあって二人でおおはしゃぎしておりました。

ただ、空港でそこはかとない心配をしていたのですね。

?向こうについてからの計画を何も立てていない
結婚式の準備に忙しくて、何も計画を立てていなかったのですね。オール自由行動ですから、これはちょっと心配。空港ロビーで二人でオプショナルツアーを一通り見て現地で申し込む事に。

?フランス語が話せない
ニューカレドニアはフランス領だった過去もあり、公用語はフランス語なのです。僕も嫁も英語は喋れますが、フランス語はからっきしだめ。
搭乗ロビーで「ぼぉんじゅ〜〜る」とか二人で練習している様は、アホな日本人が居るな〜とフランスの観光客には映ったでしょう。

で、ここでの大事件なのですが、なんと搭乗ロビーで有名人に会ったのです!…って事件って程でもないですけど。
イミグレを通過し、搭乗ロビーの喫煙所に入ったら見覚えのある顔が…お笑いコンビのキングコング・梶原がフツーに座って携帯で話しているじゃないですか。

これを外で待っている嫁に伝えようとすると、外でばったり会ったのは安めぐみ!実物は普通のカワイイ子でした。
これを嫁にちょっと興奮気味に伝えると、

「それって誰?テレビ出てるの?」

「…」

新婚早々、会話に狭間ができていました(苦笑)

その芸能人とマネージャー等の集団が、シンガポール航空に乗るのを見届けて、Air Calin(Air Franceの"リゾッチャ"みたいなものらしい)に乗り込みました。

翌朝からはいよいよニューカレドニアです。
夏はReggaeという事で。

"Turn Me On"のヒットでもはや説明不要のKevin Littleです。
Drum’n Base隆盛時にCraig Davidの"Fill Me In"が大流行したように、ある音楽ジャンルの"Enter Point"としての要素を持っているあたりが狙い通りという感じです。

レゲエの中でもソカは、ラガマフィンと同じぐらい初心者にはとっつきにくいもの。そこを美声とEasy Listeningのメロディで見事にカバーしております。

Kevin Littleのオリジナルもすばらしいですが、よりDance Hall的な要素を意識した、2 PLAY feat.RAGHAV&JUXCIhはカバーでBillboardチャート初登場2位になったほど。曲自体の実力も折り紙付という訳です。

夏も終わりですがお勧めの一枚です。
久しぶりにAmazonを見てたら見つけてしまって思わず即買いしました。テレビ東京で深夜に放送されていたアニメ「lain」の中で出てくるクラブ「cyberia」のトラックとして発売されたCD。

もう何年前でしょうか?当時のクラブって今みたいな、R&B隆盛じゃなくて、スキップビート・ドラムンベースでステップ踏みまくりだった訳です。それが郷愁にも似た感覚になってしまうのだから、時の流れって死ぬほど速いと感慨深くなる訳です。

しかもただのサントラと侮ってはいけない。仲井戸"CHABO"麗一と、DJ WASEIのコンビで、主題歌"DUVET"を歌っているのは、出始めのBOAという本格的な聞き物です。

映像としても今でも新しい感覚がして、お勧めの一枚です。

慌しい・・・

2004年9月3日
明日が結婚式なのとその翌日から新婚旅行なので
死ぬほど仕事させられ準備に追われ…。

段取りってやっぱり重要ですね。

帰ってきたらもろもろの事を書こうかと思います。
誕生日おめでとう

最近仕事が忙しかったり 結婚式の事でバタバタして
なかなかゆっくり二人の時間が持てないね

それでも深夜に寝る前のほんの数分だけ言葉を交わすだけで
明日も頑張っていこうと思える
何時もはふざけ合っているだけだけど 本当は沢山感謝しているよ

沢山の言葉を交わすより想いは深く伝わっている

僕より2週間先に歳を取っていくけど
生きていく速さはきっとそんなに変わらないはず

たぶん二人は二人三脚で結ばれている選手のようなものだから
同じ歩調で歩んでいって コケる時は一緒に擦り傷作るんだろうね
でもそれもきっととても楽しく笑い飛ばせる気がするよ

これからもずっと仲良く居ようね

お誕生日おめでとう
これからもよろしくね

深夜の会社から
今回のプロジェクトは今まで避けてきた(笑)、海外のチームとの協働プロジェクトです。開発はUS、実ユーザー・オペレーションはUzbekistanと、なかなか香ばしい基幹システムとインターフェースを持つシステムを作るのがメインの要件です。

なぜ避けてきたかというとですね、英語が…。いや、嫌いなわけじゃないんですよ、人並みに話せますし。でも、実務用語が解らんのですよ。

問題:「(実地)棚卸」「減価償却」を英語に直しましょう。

…10秒の思考時間

解答:「(Physical )Inventry」「Depreciation」

やっぱり英語は使っていないと日々衰えていきますね。この10秒に改めて日々の鍛錬の重要性を思い知ったのでした。
まあ、でも昔取った杵柄といいますか、三つ子の魂百までといいますか、Telephone Conferenceを数回やる内に、段々スラスラ出てくるようになるんですね、不思議と。

最近では、US Teamで僕の要件を担当してくれている、通称Jazz SingerのClarenceさんとは、Meeting前に「Miles Davisは"kind of Blue"の時が全盛期か?」という世間話をするぐらいまで回復しました。

英語は中級レベルで重要なのは勉強じゃなく、「集中力」と「慣れ」なのだと不思議な感慨に浸ったのでした。

子供ができたら、絶対英語を習わせようと思う今日この頃です。
今日はお世話になった先輩が経営企画へ異動になるという事で、何故かゴルフ場に来ています、平日なのに。
以前、ゴルフを始めたみたいな事を書いたような気がしますが、まんまとハマって、Taylormadeでドライバー以外全て揃えるという暴挙に出てしまいました。
それもこれも、僕の後ろの席の通称"セレブ"が、

「ゴルフは形(なり)から入るのが当然でしょ!
私のウェアはPerly Gatesで揃えてるんだから」

とかなり香ばしい事を言っていた事が原因なわけで。

スコアは始めたばかりで散々ですが、たまに一緒に回った先輩方を驚かせるアプローチがあったりして。それがまた楽しい。

今日の送別会は本来なら僕が呼ばれる場ではなかったのですが(違う部署ですしね)、お世話になった先輩が直接誘ってくれたので来ることになったわけです。

ゴルフというスポーツ自体も楽しいですが、こうしてプレー後に飲むお酒と広がっていく自分の親交の輪に、暫くは辞められそうにないと思う今日この頃です。
後半のプロジェクトがまさに始まろうとしていた矢先、前のプロジェクトのプロジェクトマネージャであり、ディズニー好きの子煩悩のKさんの下に一通の郵便が届きました。
送り主はプロジェクトのオーナーでもあるお偉いさん。封筒には一言、「チームの皆さん、本当に感謝」と書いてありました。

「うまいものだといいなー」
「食べ物を普通便(社内便を経由していた)で送りますかね?」
そんな話をしつつ、Kさんが包みを開けると・・・。

「感謝状?」

そこには小さな額が4つ、そしてその額の中には『感謝状』が。今回のプロジェクトが、自部門のビジネス、ひいてはお客様のお客様にとって大きなベネフィット(利益・利便)をもたらしたと書いてありました。

関連会社を相手にしているうちの部門では、感謝されるという習慣があまりありません。これはどのお客様にも当てはまることですが、結局「お金を払って仕事しているのだから成果がでるのは当たり前」と考えるのが普通なので、感謝等あまりある光栄なのです。

ただ、万人がそう考えるとは限りません。「こんな紙切れ1枚で休日も睡眠も犠牲にした日々が報われるか」と思う人も居るはずです。もしそう思うのなら、僕はシステムエンジニア・コンサルタント問わず、サービス業で働く事をお勧めしません。

システムエンジニア・コンサルタントは常に二つの利益を考えなくてはなりません。「お客様の利益」と「自社の利益」です。お客様から頂いたお金で仕事をするのは「自社の利益」の為であり、やって当たり前の事です。しかし、ある種のROI(投下資本回収率)を考えた時、その当たり前に「お客様の利益」が入ってくるのです。

その精神はボランティアに近いものがありますが、これを考え、当たり前の事としてその実現に注力する人間こそが、本当の意味で『報われる』のだと僕は思っています。

ちょっと纏まりがないですがこの気持ちがうまく伝わっていると嬉しいです。
先日、今年前半のプロジェクトの慰労会がありました。
自分の父親ぐらいのユーザー部門の方(後に本社の理事さんだと判明)と、サーフィンの話で盛り上がるという予想外の事態もありつつ、楽しいお酒を飲む事ができました。

その時にふと気付いてしまったのです。
僕はこのプロジェクトに関しては、どのようなタスクであっても、与えられた期限とリソースの中で最大限、お客様の事を考え、とにかく真摯に自分も納得行くまで取組むようにしていたのです。
でも、実は、お客様が一定の満足感を得られたならば、それ以上の努力は、費用(工数?)対効果が悪くなる、ということに気付いてしまったのです。勿論、その飲み会のように、頑張ったら頑張ったなりに、心境的には「良かったよ」というような差を感じてもらえるにせよ、一定の満足ラインを超えたアウトプットの差は実は、自分にしか分からないのだという事なのです。

この事は言い換えると、自分なりにある程度の時間と工数を掛け、最善であると信じてやってきた事も、そういう他者の評価との「臨界点」に達した後は、あくまでも「自分がこれだけやっているのだから良い物にちがいない」という自己満足に成っているという事に他ならないのです。

これって高校のバスケ部時代にやっていた、基礎トレーニングに似ているなと思ったのです。走力強化の為の持久層やドリブル等、自分に適正な負荷が掛かっている分には、その成果が自分にも試合にも見える形で現れてくるのですが、ある一点を超えると、疲労が蓄積したり、最悪怪我をしたりしてしまうのです。

元々、(仕事に関しては)何でもキッチリやらないと気が済まない性分の自分としては、これは非常に画期的な発見でした。
こういうと不真面目に聞こえるかもしれませんが、プロジェクトの作業でも「これはあんまり誰の為にもならないな」と思う時は、そのシーン固有の及第点を取れる「臨界点」でセーブし、わざわざ、嫌な思いをして無駄な努力をする必要はないのかもしれないと思うのです。
日々が自分との葛藤に成り立つ今の仕事の中で少し癒される発見だと一人想うのでした。
ようやく開発したモジュールが本番環境で稼動し始め、プロジェクトが終了しました。
昨日まで苦いとしか思えなかった、安いカップのコーヒーもプレミアブレンドに、眠気を避ける為に吸って咽るだけの煙草も、格調高いものに思えるから不思議です。
朝からお疲れ様メールが部署の上司や仲のいいお客様から来ていました。たったこれだけの事で、癒されてしまう自分が安いなーとか思ったりするのですが(笑)

今回は要件定義から移行までのほぼ全ての仕様書・設計書を1人で書き、1人でコーディングし、1人でテストしてきたので、本当に多くの事を学んだ気がします。
知識を売り、カタチにしていく仕事だからこそ、「学ぶ」という自己研鑽の大切さを改めて知ったような気がします。
今週は泥のように眠りながら、後半期のプロジェクトに入れたらいいなと思いながら、仕事で遅い彼女を待ちながら、1人発泡酒で乾杯の夜。
今日はちょっとした話を(知ってる方にはつっこみどころ満載&つまらない話ですがそこはご勘弁を…)。
Webアプリケーション(サーバサイドJavaアプリケーション等)には欠かせないデータベース。こいつとサーバサイドJavaアプリケーションを繋いでくれる素敵なJavaでの技術を、JDBCといいます(余談ですがJDBCはJava Database Connectivity の略と思われがちですが、JavaSoft の資料にはJDBCはTrade Mark(商標)であって、Abbreviation(略語)ではないと書かれています)。

詳しい仕組みは省略しますが、JDBCのコーディングの中で非常に注意しなくてはならないのが、Connectionの処理です。仕事の合間に新人さんのコーディングを見ているとこんな感じになっていました。
try{
  Connection conn = getConnection();
  /* DBに対する処理 */
  conn.close();
}catch(SQLException e){
  //Exception Handling
}

これを見て、「まずいな」と多くの熟練Java開発者さんは思うでしょう(笑)せめてこんな感じにした方が良いだろうと思い、直してみました。
try{
  Connection conn = getConnection();
  /* DBに対する処理 */
  conn.commit();
}catch(SQLException e){
  conn.rollback();
  //Exception Handling
}finally{
  if(conn != null){
   try{
    conn.close();
   }catch(Exception e){
    //Exception Handling
   }
  }
}

やはり、例外処理は非常に注意しなくてはいけないと思うのです。特にDBとの連携処理を、ユーザ側からデータを受け行う場合は尚更です。処理を確定するか、元に戻した上で(commit/close)Connectionをcloseしてあげないと、DBはどんなデータを保存するか解らないのですから、慎重にならないといけません。

コンピューターは与えられた命令以外の事はこなせません。最近そんな当たり前の事にようやく気がついた今日この頃です。
先週本体プロジェクトが本番環境への移管を終えました(初日はz/OSの不調やオンラインの不具合等お祭り騒ぎでしたが)。半期決算時の不具合対応の為に、稼動システムのJOBを眺めながら、「もう今年も半年終わったんだなー」と感慨深くなっていました。

プロジェクトや研修のアドバイザ、システム監査、部門長への業務改善プレゼン等、この3ヶ月本当に怒涛の如く過ぎていったような気がします。
それは僕自身がより、"現場"に近づいたと言う事でもありました。実際それは遣り甲斐と自身の力を十分に発揮できていると実感できる日々であったと思います。

今お世話になっている部署は、EJB等最新技術を駆使したWebアプリケーションから、僕より年上のPL/Iプログラムの集合体システムまで、様々なシステムが共存しているのです。
これが多くの大企業のシステムの真実であり、現実つまり"現場"なのです。また、前の部署に戻った時、僕はこの目線を忘れたくはないな、と密かに思うのでした。

来年明けまで、吸収できるものは吸収し、力を発揮できるものは発揮して、充実した日々にしようとポジティブに思うのでした。夏だしね。
*秘密日記にメッセージあります

自分の開発したモジュールの本番移管が、他のインタフェースしているシステムの決算処理と重なり、遅れまくりの今日この頃。次回のプロジェクトの提案書の作成を手伝っています。

今回のプロジェクトでは、あまりに多いインターフェースシステム間のデータのやり取りを円滑化する為、Webサービスを構築する事になったので、そのイメージを一生懸命作っているわけです。現状Webサービスという言葉を聞いた事の無い開発者は居ないと思うのですが、定義が非常に曖昧です。

「サービス提供者(プロバイダ)が提供するSOAPベースのサービス」という感じでしょうか?正直めちゃめちゃ困ってます(笑)何を困っているかと言うと...
?そもそもSOAPという通信プロトコルの正体を知らない
?XMLは知っているが、実装できる程技術力が無い
?根本的に利用技術が多すぎる

ま、何事も勉強なので、今週末にでもTeam内での議論の叩き台としてサンプルを作ってみようかと...ってまた休めないのか...。

【参考】
@IT 「SOAPとWebサービス」
http://www.atmarkit.co.jp/fxml/tanpatsu/02soap/soap04.html

Sun Microsystem 「Web サービスの効果的な使い方」
http://sdc.sun.co.jp/java/j2ee/webservices/using/webservbp.html

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