僕と一緒に仕事している、もしくは接する機会のある後輩の中で、最近結構「困ったさん」に会う事が多くなりました。個人的にこれだけは言いたい事(っていうか実際に言った事)、ちょっとメモしておきます。

?人に聞く前に一度考えてみよう
新入社員の研修に"Don’t give the fish, but tell how to catch the fish. "と言われた事があります。
これ、直訳すると「魚は与えるな、だが釣り方は教えてやれ」となります。要は「(知識を持つものは)答えを与えず、答えへ導いてあげなさい」という事です。

コーディングに答えはありません。但し、辿り着かなければならない答えは、「コーディングしたモジュールが正しく動く事」なのです。そこに到達する道は、自分で切り開くしかないのです。

自分で考える事、調べる事で答えに辿り着く過程は、教えてもらう事より遥かに身になる事が多いのです。まずは自分で考え、考え続け、悩み、ヘコみ、更に考え、そして初めて教えを求めましょう。

これを怠るとバカになります。

?時間・コスト感覚を身に着けよう
兎角忘れがちですが、会社やお客様は寄付で給料や料金を払っている訳ではありません。それ相応の対価を求めて払っているわけです。

ちょっと考えてみてください。

自分が1ヶ月掛かって作ったモジュールを、○○万円(ここには月給/自分のMonthly Charge(月単価)が入ります)で買いたいと思いますか?それは○○万円の価値を本当に認められるものなのですか?努力を買ってくれるような会社等ありません。

これは時間に関しても言える事です。

自分が7.5時間掛かって作ったモジュールは、本当に7.5時間掛かるものなのですか?もっと早くできる可能性があったのではないですか?仮にスケジュール遅れだとしたら、何処かで余分に頑張って、スケジュールを回復するべきじゃないんですか?

時間とお金の概念は学生の時は希薄ですが、すごく重要な事です。会社に居る間は、この2つのコストが常に付いて回る事を考えましょう。

?報告には簡潔さと気遣いを
さっきの話にも関連しますが、あなたが上司や先輩に話している時間は、あなたのコストだけでなく、上司や先輩のコストを割いている事になります。ましてや、上司や先輩はお客様に対するChargeが高い分、あなたの時間より割高です。そして何より、上司や先輩はあなたより多くの業務と責任を持っています。

この時間がもっと短ければお客様やそして上司や先輩の為になる時間が増えるとは考えられませんか?

報告一つとってもその意識は重要です。報告の目的は、問題報告なら「問題の概要」「解決しているか解決していないか」「(解決している場合は)再発防止策の提示」「(解決していない場合は)解決案の提示」で十分でしょう。

「…で?」「…要は?」と聞き返されないようにしましょう。

?メモは取りましょう
人間が集中して会話を記憶できる時間は、どんなに優秀な人でも20秒だと言われています。
上司や先輩のところに行った時色々言われる事でしょう。何が重要なのか優先順位が付かないうちは、メモを取る習慣をつけましょう。
優しい上司や先輩は、そのメモに気づいて、書くスピードで話してくれるかもしれません。書き取る事で自分の中でそれが反復され、正しい記憶になるのです。

…と書きましたが「何を偉そうに」と自分で思ったので、今日はここまで。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索