先日、たまたまShanghaiの外注先のリーダーが来ていて雑談する機会があったのですが、彼が面白い話を紹介してくれました。それは"Bug"の由来でした(知ってる人はごめんなさい)。

"Bug"はプログラムの不具合を指す言葉で、有名なOSでも頻発していますし、システムに関わる方は「それはもういい」的な反応を示されるかと思います(苦笑)
"Bug"は英和辞書を紐解くと「虫」と訳されますが、これ、本当に虫が原因だったのです。

時は1940年代後半、米国ハーバード大学のコンピュータ開発センターでのこと。「MarkII」というリレー計算機(昔のコンピュータですね)の出荷前のテストで、どうも動作テスト結果が思わしくないという事がありました。
開発チームは、仕方なく本体の回路1つ1つをしらみつぶしに検査していきました。すると!何と本物の「蛾」がリレーの間に挟まっていたというのです。
蛾のためにリレーの接触が悪く、誤作動を起こしてしまったのですね。蛾を取り除くと正常に動作したことから、誤動作を起す原因を「バグ」、それを取り除くことを「デバッグ」と呼ぶようになったのです。
現在、誤動作を起こし、後世に「バグ」の名を残すことになった蛾は、保管元の米国海軍海面兵器センターから、スミソニアン博物館に寄贈され保管されているそうです。テスト時の操作を記録したノートにセロテープで貼り付けられている状態で。

ちなみにバグ改修に要した時間は7時間。この話をしてくれたリーダーは「なかなか優秀ですね」と笑って話してくれました。

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