Narrative Preterite
2004年5月23日 Private今の僕は幸せなのだろうか?
周りの仲間は言う
「それが幸せなんじゃなかったら何が『幸せ』なんだ?」
確かにそれは尤もな事なのだと思う
仕事がシステム寄りに為った途端(Assignの幸運さもあるが)
小さい也に予算が付き Requirementの高いProjectを任された
今年後半のインターフェースしているシステムの入れ替えに伴う
大規模改修のProjectではWeb側のTeam Leaderとして
Projectを担う事になった
僕はコンサルタントというレッキとした仕事をしていた時より
何倍も高い評価を受け それに見合った仕事を与えてもらっている
正直恐縮するぐらい周囲の期待も高い
でも思う
それは僕の今までの仕事は正当に評価されなかったという事なのかと
入社当時の僕の中ではコンサルタントとSEの違いは明確にあったはずだ
今はそれすらよく解らない
正直この歳で結婚しようとは考えもしなかった
大学時代に 彼女に「結婚しようね」と言われた時
僕には「そんな先の事なんかわからない」としか言えなかった
そのまま彼女はこの世を去った
彼女に見えていたものはきっと僕には見えていなかった
不謹慎かもしれないけど喪失感よりその事のショックの方が大きかった
だから僕はこうして生きていられるのだと思う
きっと何も見えずに生きているより
何かが見えている状態でこの世を去った彼女は幸せだったのだろう
今となっては聞く事は出来ないけど
当然の事かもしれないけど
僕の中心にあった筈の思いは片隅に追いやられ
そのまま僕の時間そして日常は容赦なく進んでいく
朝起きた時に昨日と同じ考えが中心にあるのかすら解らない
それを成長や心機一転ということも出来るだろう
でもそれは一時的な摩り替えであって本質的な変化ではない
「幸せ」は自分にとっては相対的なものだと思う
「幸せ」だと周囲が思い 「幸せ」だと刷り込まれるからこそ
それが「幸せ」だと摩り替えられてしまう
僕は本質的に決して「幸せ」になる事は無かった
常に相対的に他者と比較した「幸せ」は
他者のそれと比例して高いレベルのものになる
でも「幸せ」でなくとも「良かった」とは思えるようになりたい
彼女がくれた最後の言葉
「一緒に居られて あなたがここに居てくれて良かった…」
彼女は僕を何とも比較せずありのままの思いを告げてくれた
彼女の「幸せ」は誰かと比べる場所になかったのだと
少なくとも今は「良かった」と思える様に日々を送っている
Narrative Preteriteはここで終わりにしたい
何とも比較せずありのままの思いを
誰かと比べる場所にない「幸せ」に思いを馳せようと思う
周りの仲間は言う
「それが幸せなんじゃなかったら何が『幸せ』なんだ?」
確かにそれは尤もな事なのだと思う
仕事がシステム寄りに為った途端(Assignの幸運さもあるが)
小さい也に予算が付き Requirementの高いProjectを任された
今年後半のインターフェースしているシステムの入れ替えに伴う
大規模改修のProjectではWeb側のTeam Leaderとして
Projectを担う事になった
僕はコンサルタントというレッキとした仕事をしていた時より
何倍も高い評価を受け それに見合った仕事を与えてもらっている
正直恐縮するぐらい周囲の期待も高い
でも思う
それは僕の今までの仕事は正当に評価されなかったという事なのかと
入社当時の僕の中ではコンサルタントとSEの違いは明確にあったはずだ
今はそれすらよく解らない
正直この歳で結婚しようとは考えもしなかった
大学時代に 彼女に「結婚しようね」と言われた時
僕には「そんな先の事なんかわからない」としか言えなかった
そのまま彼女はこの世を去った
彼女に見えていたものはきっと僕には見えていなかった
不謹慎かもしれないけど喪失感よりその事のショックの方が大きかった
だから僕はこうして生きていられるのだと思う
きっと何も見えずに生きているより
何かが見えている状態でこの世を去った彼女は幸せだったのだろう
今となっては聞く事は出来ないけど
当然の事かもしれないけど
僕の中心にあった筈の思いは片隅に追いやられ
そのまま僕の時間そして日常は容赦なく進んでいく
朝起きた時に昨日と同じ考えが中心にあるのかすら解らない
それを成長や心機一転ということも出来るだろう
でもそれは一時的な摩り替えであって本質的な変化ではない
「幸せ」は自分にとっては相対的なものだと思う
「幸せ」だと周囲が思い 「幸せ」だと刷り込まれるからこそ
それが「幸せ」だと摩り替えられてしまう
僕は本質的に決して「幸せ」になる事は無かった
常に相対的に他者と比較した「幸せ」は
他者のそれと比例して高いレベルのものになる
でも「幸せ」でなくとも「良かった」とは思えるようになりたい
彼女がくれた最後の言葉
「一緒に居られて あなたがここに居てくれて良かった…」
彼女は僕を何とも比較せずありのままの思いを告げてくれた
彼女の「幸せ」は誰かと比べる場所になかったのだと
少なくとも今は「良かった」と思える様に日々を送っている
Narrative Preteriteはここで終わりにしたい
何とも比較せずありのままの思いを
誰かと比べる場所にない「幸せ」に思いを馳せようと思う
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