早朝に先輩のオンライン開始に付き合っていた時にちょっと面白いものを見つけたので紹介します。先月のBusiness Weekの記事の中でMicrosoft Co.のBill Gatesがインタビューに答えていたのですが、そこで彼はこんな事を言っていました。

"You can sit on the existing [products] -- that’s a perfectly legitimate choice. This is not a soft drink where you get thirsty and say, ’I drank my word processor. Let’s have another."’

Bill Gates流のアメリカンジョークでしょうか?(笑)確かにソフトウェアというのは雨後の筍のようにボコボコ需要がでてくるものではありません。そもそも世の多くの消費者にとって、PCに必要なソフトウェアって、OS、文書作成ソフト、表計算ソフト、Webブラウザ、メールソフトぐらいのものでしょう。

Microsoftは万人が知っているソフトウェア会社で、1999年には、ダウ工業株三十種平均に選ばれる等、名実共にGEに次ぐ、アメリカを代表する企業なわけですが、需要がないと売り上げが立たないのは当然の事です。

だから「買う理由」を作る事が、ソフトウェアの売り上げには必要だという事を言っているわけですが、これだけBugばかりのSoftwareを売り出して、Bug FixだのVersion Upだので稼ごうとする姿勢が現れた一言だと思いました。
こんな発言を見ると「じゃあ、次世代OSのLonghornの『買う理由』は何?」と思わずつっこみたくもなりますが。

ただ、Bug FixだのVersion Upだので稼ごうとするのは、何もMicrosoftに限った事ではなく、業務用ソフトウェア(パッケージベンダー)も似た様な事しているわけで、ソフトウェアという特殊な製品を扱う企業の性なのかと感慨深くなった早朝なのでした。

※上記はBusiness Week記事の引用。全文はこちら。
[Business Week - Microsoft’s Midlife Crisis ]
http://www.businessweek.com/magazine/content/04_16/b3879001_mz001.htm

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