マーケティングは誤解された認識で捉えられている

マーケティングは今売れている芸能人を起用し、各種CM等を展開する広告等の販促活動の事ではない。
かと言って、日々消費者からの商品への感想が書かれたフォームを読み込み、DBへ格納するだけの「市場調査」の事でもない。

Philip Kotlerの言葉を借りるなら「自社が価値を生み出し、ニーズ・欲求を満たす為に交換とリレーションシップを発生させるべく市場を操作する事」に他ならない。

つまり、標的購買者との間に最適な交換とリレーションシップを維持する為にProduct(製品・サービス)、Promotion(消費者とのコミュニケーション)、Price(価格)、Place(販売経路)それぞれについてのプログラム(戦略〜実行までのプロセス)を維持管理するのである。

要は今、世間一般で言われているマーケティングの概念は、本来志向されるべき体系の断片でしかなく、整合性の考慮もないままに一人歩きしていると言えるのである。

...って言う事が解らない人が提案書を書ける筈が無いと、僕は何時も現場で思っていた。
でも、そんな現場からも随分遠ざかってしまった。
そんな事を、会社の友人と飲んだ、帰りの電車のシートで考えつつ微かな眠りについた。

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