Graduates’ gathering of High School
2003年11月29日雨が降り続居ていた今日は高校の同窓会だった
高校を出てもう5,6年になるだろうか
僕は卒業以来 高校の仲間に誰一人会っていなかった
部活以外の授業時間には
学校の屋上で村上春樹を読み耽り
Green Dayを聴いていたし
人付き合いを最小限にする癖があった
でも、着いて早々乾杯をさせられた
僕が来年結婚する事をバスケ部の同級生が
幹事に漏らしていたらしい
期せずして70人近くの同級生から祝福される自分
「なんかさ 大人っぽくなったよね」
まさかそんな風に言われるとは思わなかった
同級生の女の子達が話しかけてきてくれた
結構自分って成長したのかな
そんな錯覚もしつつ色々な話をした
2次会の店を出た頃 今日は終わっていた
長過ぎるマフラーを二巻きして帰る僕の後ろに
泥酔した仲間達の間を抜けて君は走ってきた
「千葉駅まで…良かったら一緒に帰らない?」
僕は高校時代君が好きだった
人付き合い下手な僕と明るい君は対照的な人だった
だから話す機会も無いままここまで来てしまった
「結婚するんだってね おめでとう」
ありがとう
っていうかね 君とこんな風に話せるなんて
思っていなかったからすごく嬉しい
「そう?私も話せてよかった」
そう思ってくれてるだけで十分だよ
女の子の前では滅多に緊張しない(しなくなった)
自分が少し手が震えていた
「ねえ?一つ聞いてもいい?」
ん?僕でよければ
「もしだよ
今の奥さんになる人と出会う前に
私と再会していたらどうなってたかな」
鼓動が凄く高鳴っていくのが解る
胸が苦しくなって僕は言葉を繋げなくなった
「実はね
3年生の頃 ずっと好きだったんだよ
でも話し掛け辛くて言えなかった」
想いのすれ違いなんて生きていれば沢山有る
でもその沢山は客体化した視点の話で
自分が主語に為った途端に特別さを増していく
僕は君の頬にそっとキスをした
君は身動きもせず少し笑っていた
「ありがとうね」
君はそっと笑って携帯の番号をくれた
胸の痞えが取れたような気がして
寒い風を心地よく感じていた
高校を出てもう5,6年になるだろうか
僕は卒業以来 高校の仲間に誰一人会っていなかった
部活以外の授業時間には
学校の屋上で村上春樹を読み耽り
Green Dayを聴いていたし
人付き合いを最小限にする癖があった
でも、着いて早々乾杯をさせられた
僕が来年結婚する事をバスケ部の同級生が
幹事に漏らしていたらしい
期せずして70人近くの同級生から祝福される自分
「なんかさ 大人っぽくなったよね」
まさかそんな風に言われるとは思わなかった
同級生の女の子達が話しかけてきてくれた
結構自分って成長したのかな
そんな錯覚もしつつ色々な話をした
2次会の店を出た頃 今日は終わっていた
長過ぎるマフラーを二巻きして帰る僕の後ろに
泥酔した仲間達の間を抜けて君は走ってきた
「千葉駅まで…良かったら一緒に帰らない?」
僕は高校時代君が好きだった
人付き合い下手な僕と明るい君は対照的な人だった
だから話す機会も無いままここまで来てしまった
「結婚するんだってね おめでとう」
ありがとう
っていうかね 君とこんな風に話せるなんて
思っていなかったからすごく嬉しい
「そう?私も話せてよかった」
そう思ってくれてるだけで十分だよ
女の子の前では滅多に緊張しない(しなくなった)
自分が少し手が震えていた
「ねえ?一つ聞いてもいい?」
ん?僕でよければ
「もしだよ
今の奥さんになる人と出会う前に
私と再会していたらどうなってたかな」
鼓動が凄く高鳴っていくのが解る
胸が苦しくなって僕は言葉を繋げなくなった
「実はね
3年生の頃 ずっと好きだったんだよ
でも話し掛け辛くて言えなかった」
想いのすれ違いなんて生きていれば沢山有る
でもその沢山は客体化した視点の話で
自分が主語に為った途端に特別さを増していく
僕は君の頬にそっとキスをした
君は身動きもせず少し笑っていた
「ありがとうね」
君はそっと笑って携帯の番号をくれた
胸の痞えが取れたような気がして
寒い風を心地よく感じていた
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