Last Resort

2003年11月15日
かの大作家ゲーテ曰く
「自分自身の内心を支配することのできぬものに限って
とにかく隣人の意志を支配したがるものだ」

教習所に行った帰途
分厚い雨雲から漏れる微かな夕暮れを追って
いつもの場所にSteedを走らせた

自宅から10分程も無い東京湾に面した海岸
対岸には東京の湾岸地区が見える
日常を俯瞰するその眺めは
自分が何か特別な物を手にしたような錯覚を感じさせる

高校時代から何か暇を見つけては
この眺めをボーッと見ていた

あの時から僕は大人になったのだろうか?

自分が好きで好きで抑えられない気持ちを
君が共有してくれているのかを僕は確認してしまう
自分の感情が制御できない今
君の意志を僕の手中で制御したい衝動に駆られる

夕暮れは瞬く間に去り
夜の帳にビル群の人工の光が眩しく映える

君がこの場所を見たらなんて言うかな?

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