You say Good-bye...

2003年11月3日
「彼氏と別れた」

携帯のメールにはそれだけ入っていた
前日までの連夜の提案書レビューでフラフラ
でも、一瞬で頭の中はクリアになった

オフィスを出て、会社のビルの35Fに登った
景色を見に来た観光客やカップル達
彼らに混じって、電話をかけた

「どうした?」

自分でも間抜けだと思える質問だった
電話の向こうでは泣きじゃくる君が居た
何も言葉にならない君が居た

「私の事好き?」

やっと言葉になった一言だった
でも、何も言えなかった
澄み切った秋の空、六本木の景色が目に痛い
少しでも言葉を繋ごうと必死だった

僕は君が大好きだった
でもあなたには他に好きな人が居た
僕は自分の気持ちを押し殺した
それが君の為だと思っていたから...

それ以来、あなたからの連絡は無い

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